コーラス


2005.4.14 フランス版金八先生? 【コーラス】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
フランス版金八先生か、もしくはスクールウォーズって感じか?
悪ガキ達とこころを通わせつつ、合唱を完成させていく。
日本ほど子供達の扱いに熱心ではないと感じ、日本では考えられないほど
生徒達の差別化が図られている。

■ストーリー
1949年フランスの片田舎。貧しい親元を離れて寄宿学校で暮らす子供たち。
誰も会いに来てくれない面会日、帰る家のない夏休み。
悲しい目をした子供たちを校長先生は厳しくしばりつけていた。
そんなある日、1人の音楽の先生がやってきた。
先生は、さびしさをいたずらで紛らわす彼らを叱るかわりに、歌を教えてくれた。

■感想
不良少年達を更正させ、何か打ち込めるようなものを見つけてあげる。
本作は少し違うが、まあ本質は同じだ。
ただし、その不良というのも可愛いもんなので金八先生やスクールウォーズのように
最後に泣きながら感動を分かちあうという感じではない。

フランスというお国柄なのか、日本では考えられないような差別が行われている。
合唱で、うまい子供はソロを与えられ、ダメな子は譜面立て代わりにされる・・・
日本だと途端にPTAから抗議がきそうだが・・・
本作は上映前に文部科学省特別選定とでていたのだが、いいのか?

基本がしっかりしていて、分かりやすい映画なので安心して見ることができる。
僕があんまり感動して泣くようなタイプではないからかもしれないが、それほど
感動はしなかった。物語的に激しい波風がたつような感じではなく
合唱している子供達の声のすばらしさに感動するような感じなのか?

生徒の中に強烈な不良が仲間入りしたが、金八先生と違い全てが丸くおさまる
というようなことがなく、放置されていたのは意外だった。
その点から考えてもメインは合唱で生徒と先生の関係はあまり重視していないのだろう。

見所は、一部の生徒にとてもかわいらしい生徒がいるというところと
合唱での綺麗な歌声。



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