チャーリーとチョコレート工場


2005.9.20 ジョニー・デップの格好は・・・ 【チャーリーとチョコレート工場】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
分かっていたことだがジョニー・デップの格好には無言になってしまう。 あのキャラクターはどうなんだろうか、本人的にはOKなのだろうか? 髪型といい話し方といい中途半端に気持ち悪くなっているような・・・・。 タイトルから子供も見ると思うのだが、あの顔を見たら夢にでてきてうなされる 子供もいるかもしれない。 チャーリーが主役というよりもウォンカ主役で子供達脇役のような感じだ。

■ストーリー
失業中の父と母、老人4人と暮らすチャーリー少年。夕食と言えば水のように薄いキャベツのスープだけ。 そんなチャーリー家のすぐ近くには大きなチョコレート工場があった。 ここ15年間、工場の門は閉ざされ中に入った人も、出てきた人もいない。 そんなある日驚くべきニュースが世界を駆け回る。 「ウォンカの工場ついに公開!幸運な5人の子供達に見学を許可」 その五人の中に幸運にも入ることができたチャーリーだが・・・・。

■感想
映像がファンタジーに溢れており、色も綺麗でウォンカの工場内はさながらディズニーランドのような 雰囲気をただよわせている。目に入る物全てを食べることができ、川にはチョコレートが流れている。 子供にとっては夢の国だろう。昔話のお菓子の家を体現したような景色だ。

そんな夢のような工場の中で、実際にはかなり恐ろしいことが巻き起こる。 正直これは子供向けなのかと思っていたが、これを子供が真剣に見たら怖がってしまうのでは ないだろうか。ウォンカの何とも言えない不気味さと出てくる様々な奇妙な物と奇妙な人物。 夢に見ないまでもトラウマになってしまうかもしれない。 チョコレートを吸い取る筒のような物に子供が吸い取られていく場面は結構衝撃的だった。

基本的に子供向けっぽいような作りだが、根本にはウォンカは子供が嫌いであり、 自分がいつまでも子供の気分が抜け出せず、いつまでも子供でいたい。 それでいて父親とのトラウマを解消したいというようなメッセージ性を感じた。

客観的に見れば、災難を受けた子供達がそんなに悪いことをしたのかというと疑問だ。 子供ならではのことであり、分別ある大人ならば笑って許せるところだろう。 ウォンカのこだわりや気持ちもわからないではないが・・・。

ラストは感動させてくれる。よかった、よかったという気持ちになれるのだが、 結局最後まであのジョニー・デップのふん装に慣れることができなかった。



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