セルラー


2005.4.19 強引に携帯を使う 【セルラー】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
誘拐物の映画は数あれど、本作のように今までにないものを使用して 新しいアイデアで物語を構成していくのはとても新鮮だ。 携帯電話を使うというところ意外は、とりたてて目新しいことはないが、 主人公の強引さに男を感じた。何もそこまでやることないのに・・・
■ストーリー
高校教師ジェシカは突然、自宅に侵入した見知らぬ男たちに拉致される。 監禁された部屋には粉々になった電話が一台。 電話線を復旧させ、やっと繋がった相手は全く知らない若者ライアンだった。 ジェシカと家族に命の危険が刻々と迫る・・・ 果たして誘拐犯の正体は? そして彼らの真の狙いは?

■感想
ミステリーものとして見ても前半から中盤にかけて誘拐された理由が 明かされず、誘拐犯達も謎めいていたのでかなり興味を引かれた。 しかし、そのへんが明らかになってくると途端に興味が薄れてしまった。 ミステリーというよりは誘拐アクションものと言った方がいいのかも しれない。

携帯電話を使うという面白いアイデアで、携帯ならではの不便なところを うまく物語に絡めながら進めているが、展開としては多少強引に感じるところがある。 携帯の持ち主であるライアンが自立しようとして頑張るってのは分かるが それにしても、あまりに強引に事件に絡もうとしているので、そこまでやる 理由が納得できなかった。

ハラハラ、ドキドキする場面も多々あり、ミステリーとしてもかなり いいと思うが携帯電話とそのミステリーはあまり関係ない。 どうせなら、最初から最後までミステリーの部分も携帯電話に絡めて ほしいと思ったりもしたり・・・ まあ、ただのわがままなだけか。

新しいツールを用いた映画はこれからドンドンでてくるだろう。 携帯電話を使った物語もドンドンでてくるだろうが、本作はその先駆けかもしれない。



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