2004.12.20 バカと天才は紙一重 【ビューティフルマインド】
評価:3
バカと天才は紙一重とはこのことを言うんだね。
最初は普通にノーベル賞受賞者の伝記物かと思ったが、
これはそうではなく、天才の生涯を光の部分だけでなく、
と言うかむしろ闇の部分に重点を置いたような映画だと思う。
ネタばれが含まれるが・・
普段の生活で身近に居る人間や、自分が仕事と思っていたことが
全て自分の妄想と気づいた時は、かなりショックだろうと思う。
僕がその立場だったら、恐らく立ち直れないほどのショックを受ける
だろうし、正常では居られないかもしれない。
特に背筋が凍るような怖さを感じたのは、妄想で仕事をしていて、
その仕事場が、正常な人間の目から見た場面(壁一面に貼られた週刊誌の切り抜き
や、数々の書き込み)は本当に怖くなってしまった。
ラッセルクロウが青年時代から晩年までを演じているが、
彼の名演で怖さが倍増したと思う。
昔は、ちょっとしたことで、自分のことを天才だと思ったりもした
もんだけど、本当の天才とは周りとの格差がものすごいもので
一筋縄ではいかない人なのかも。
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