ビッグ・バウンス


2005.5.21 軽い詐欺映画 【ビッグ・バウンス】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
軽い感じの詐欺映画。 シリアス感がないので最後の大どんでん返しである部分で、 ほとんど衝撃は受けなかった。 それまでの勢いさらっとながれてしまったような感じだ。 全体通して重みがなく、軽い青春映画のような雰囲気が 良くなかったのかもしれない。

■ストーリー
ハワイを部隊にした犯罪コメディ。 悪運続きの詐欺師・ジャックは、ハワイへと気分転換にやって来た。 とりあえずは大富豪の悪徳業者の下で働き口を見つけたがトラブルで追い出される。 しかし、運良く新しい働き口を見つけ、のんびりと過ごしている矢先 大富豪の愛人に、大富豪から金を盗まないかと持ちかけられるが・・・

■感想
まず、ジャックの詐欺師としての腕がすばらしいということがほとんど 描写されていないので、見ている方としては単純に若者が金ほしさに 衝動的に詐欺を繰り返しているとしか思えなかった。 もう少しジャックのカリスマ詐欺師ぶりをアピールすればその後の展開も 違ってきたかもしれない。

全編とおしてシリアス感にかけている。まあ、コメディ要素がたっぷりで 詐欺をして、失敗してもどうなるわけでもない。詐欺をする理由も明確ではないので 崖っぷち感がない。金を手に入れる理由が深刻であればあるほど 必死さが伝わってきて、物語にも緊張感が生まれてくると思うのだが・・

詐欺師映画では定番の最後に大どんでん返しがあるのだが、それも 今までの流れ通りにさらっと流れてしまう。 騙し、騙されというのは多少あるが、それがとても意外で 思いつかず、ビックリさせられるということはない。

結末に繋がる伏線らしきものがあまりなかったような気がする。 なので、最後の結末も納得できるものではなかった。

ハワイという気候のせいなのか、全体的に軽い仕上がりになっている。



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