アビエイター


2005.3.27 男のロマンを実現 【アビエイター】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
ナショナル・トレジャーもそうなのだがアメリカでは馴染みあることでも 日本ではほとんど馴染みの無いことが題材になっていると作品自体は面白いのだが いまいちのめり込み度が少なくなってしまう。 本作もハワード・ヒューズという人物に対してアメリカほど認知度がないので 日本人にとってはどうなのかと少し見る前に心配していた。

■ストーリー

父親の莫大な遺産を注ぎ込み、映画『地獄の天使』を監督したハワード・ヒューズは、 映画のために私有空軍まで持つ破天荒な行いとキャサリン・ヘップバーンなど 数々の女優との恋愛で、ハリウッドの寵児となる。 また航空会社も買収するなど、話題に事欠かなかった。 そんな彼も中年になると精神を病んでいき…。

■感想
ハワード・ヒューズという人物の伝記物。 日本人には馴染みないが、本作を見ることによってどんな人物で、 どんなことをやってきたのかが良く分かる。 ある種の
男のロマンを実現した人物だと思う。 彼の生き方を見ていると、普通ではない物を感じるが、 自分の夢に向かって突き進むところや、ワンマン経営などあこがれて見てしまった。 なんとなく、今話題のホリエモンとかぶるような箇所もチラホラ・・

上映時間は長いがそれを感じさせず、集中して見ることができた。 伝記物で実在の人物を作品にする場合はどこかのエピソードを誇張したり 脚色していると思うが本作の潔癖症の部分は脚色なく本当なんだろうか?? あれほど病的な潔癖症ならば普段の生活にも支障をきたすはずなのに、 自分にストレスがかかったときだけより酷くなるのだろうか? 逆に考えてしまうのは、彼が潔癖症ではなく普通の人間であったら ここまで成功できていたのかも疑問である。

後半は精神を病んでくるが、それも潔癖症が引き金となっているのだろう。 最後の終わり方が僕としては少し納得がいかず、 ハワード・ヒューズと言う人物が結局どうなったかというのは本作を見る以外 知ることができないのでかなり気になってしまった。 これがアメリカ人が見ると
周知の事実なので気にならないのかもね。

ハワード・ヒューズという人物をまったく知らなかったので僕の中では 次に同じ名前が出てきたときはすぐにディカプリオの顔を思い出してしまうだろう。 刷り込み的な効果は抜群だと思う。 これは、本作を見た日本人ほとんどに当てはまることだと思う。



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