アレキサンダー


2007.3.3 名前だけは知っている人物 【アレキサンダー】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
アレキサンダーと言われすぐに頭に思い浮かぶ人は少ないだろう。名前だけは知っており、巨大な領土を攻め取ったというくらいしか知らない。歴史的事実を知っていればより楽しめると思うが、知らなくても十分に楽しめる。時間にして三時間近くの長丁場だということがかなり気になる部分ではある。これだけ長いと壮大な物語といえども途中で中だるみが発生してしまう。アレキサンダーの仲間の顔と名前がなかなか一致しないとか、似たような作品としてトロイというすばらしい作品があったりと、不利な部分は多いが、戦闘シーンの迫力とアンジェリーナ・ジョリーの存在感だけはどの作品にも負けない部分だろう。

■ストーリー

紀元前356年、マケドニア王フィリッポスと妻オリンピアスの間に生まれたアレキサンダーは、両親の確執に晒されながら、文武に長けた青年へ成長する。アレキサンダーが20歳になった年、フィリッポスが暗殺された。王位を継いだアレキサンダーは、西アジアとエジプトを制覇し、宿敵ペルシアとの戦いに勝利する。さらに東へ進もうとするアレキサンダーだが、この遠征は、臣下や友人、そして母オリンピアスとの関係を揺るがせていく。

■感想
見始めて少しするとまず違和感を感じるのはコリン・ファレルとアンジェリーナ・ジョリーが親子ということだろう。そしてコリン・ファレルの浮き上がったような不自然な金髪。彼に慣れるまでに相当の時間がかかった。親子として二人が登場する場面でも、ものすごい違和感だが、アンジェリーナ・ジョリーの息子を思うがままに操ろうとする悪魔のような母親としての存在感にすべてがかき消された。本作の見所の一つかもしれない。

激しい父親との関係、そして壮大な戦闘シーンと部下たちとの軋轢。それらを見ているとコリン・ファレルの不自然な金髪にも慣れてくるから不思議だ。アレキサンダーという人物がどのような歴史的偉業をなしとげたのかほとんど知らないが、本作を見た瞬間からアレキサンダーはコリン・ファレルだと思ってしまった。ある程度切り取られたエピソードで詳しい人からすると気に入らない箇所があるのかもしれない。しかし素人にはこれで十分過ぎるほど、
アレキサンダーのすごさを感じることができた。

自分が集中して観ていないせいなのか、それともそこは欠陥なのか、部下として登場する人物の顔と名前を一致させるのが難しかった。なんとなく字幕で見ると同じようにカ行とサ行が入り混じった名前であり、顔も似通っている。もし、こう思うのが自分だけなら、かなり集中力がなくなったのだろう。映画を観るスタンスを考えなければならない。しかし、集中力がなくなる原因は作品の方にもあると思う。

三時間近くの長い作品。アレキサンダーをまったく知らない人が何も考えずに見ると途中でダレてくるかもしれない。少しでも事前の知識を入れておいた方が楽しめるだろう。



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