あの頃ぼくらはアホでした 東野圭吾


2005.6.5 アホな時期のアホな話 【あの頃ぼくらはアホでした】

                     
■ヒトコト感想
アホな時期は誰にでもあると思う。自分にとってはそれほど おもしろおかしいエピソードではなくても、何気なく人に話すと ずいぶんうけたりした経験がある。 人のアホな頃のアホな話しというのは、些細なことでも面白いものだ。 しかし、怪獣系の話しにはちょっとついていけなかった。

■ストーリー
命がけの学生時代!抱腹絶倒の青春記。小学校から大学まで、 球技大会やコンパその他誰でもが経験するような青春時代と 子供のころに熱中した怪獣など、 疾風怒濤の学生時代をパワフル&赤裸々に語る爆笑エッセイ。

■感想
アホな話しは興味深い。特に人の武勇伝や無茶した話しなどは聞いていて面白い。 自分には関係ない部分で「アホだなぁー」なんてことを 思いつつ聞いているのは楽しいだろう。 そんなアホ話が軽い感じに詰めこまれたエッセイ集。

作者東野圭吾の生い立ちからエッセイが書かれており、その中で子供のころから ほとんど本を読まない生活をしていたという文章があったが、 そんな人が大人になって、これほどヒット作を連発するような作家になれるのだから やはり才能がものをいう世界なんだとしみじみ感じてしまった。

マニアックな部分もある。その分野は得意で自分では楽しく書けているようだが、 門外漢にとってはよく分からないし、あまり興味も持てなかった。 いうなれば、興味が無ければ知識もない、怪獣系のエッセイはまさに そんな感じであった。

エッセイ集なので中には当たりはすれもあるだろうが、短い作品を 軽く読むことができるので、人のアホ話に興味がある人は読んでみると良いだろう。




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