アローン・イン・ザ・ダーク


2006.4.24 原作ゲームが好きな人限定 【アローン・イン・ザ・ダーク】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
原作は一部マニアに人気があったゲームらしい。ゲームから映画のパターンはバイオハザードが有名だがどれほどゲームの特色が出ているのか不明だ。なんとなくストーリーの大筋から魔物と戦うものだなというのはわかる。しかしその魔物に全然魅力を感じない。特殊能力があるわけでもなく、エイリアンの出来損ないがピョンピョン飛び回っているだけだ。普通に銃を撃てば死ぬというのも興ざめか。原作のファンが見ると楽しめるのかも?

■ストーリー

対悪魔殲滅特殊部隊(713部隊)は活動を活発化していた。人間界に潜むなぞの魔界生物たちが怪しげな動きをし始めたのだ。元713部隊であり超常現象捜査官のエドワードは古代アピカニ族のもとの思われる遺物を博物館に届ける途中、人間とは思えない身体能力を持つ何者かに邪魔をされてしまう。いったい何が起きようとしているのか、そこにはかつてエドワードが子供の頃に育った孤児院と、そこで一緒に生活していた子供たちが深い関わりがあったのだ。

■感想
孤児院で失踪した子供たちや謎の生物、前半はちょっとしたミステリーチックになっているのだが物語が進むにつれて、結局はただの怪物と人間の戦いなだけと気づいてしまう。怪物に対しても713部隊は怯むことなく戦いを挑んでいく。銃で殺せるとわかれば物量の前にあっさりと殲滅できるだろう。

表のストーリーは単純なのだが、作中では複雑にいろいろなものが盛り込まれているので細かな人間関係や秘密が消化しきれていない印象をうけた。あらかじめパンフレットか何かを見ておかなければ到底すべての伏線を理解できないような気がしたのだが・・・。

どこに面白さを見出すかで、本作の評価は明らかにわかれそうだ。原作のファンで寛大な人はすべてを受け入れるだろう。アクションが目当てで爽快感を味わいたいような人にもわりと受け入れられるかもしれない。ストーリーや伏線、その他の謎をしっかりと解決するのを目的とする人には駄目かもしれない。

見る人を選ぶ作品だろう。



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