2番目のキス


2007.6.24 オタクたちの理想 【2番目のキス】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
オタクが自分の趣味を隠して彼女と付き合い、それがバレてあとで大慌てになりながらも最後は元鞘に納まる。ある程度決まりきったパターンなのかもしれない。本作はリンジーというキャラクターが30間近でありながら、一生懸命相手の趣味を理解しようと頑張る姿と、レッドソックスオタクであるベンも恋に対して前向きであることが、見ている者を元気付ける元になっている。ベンのキャラクターが、うちにこもったオタクキャラではなく、明るく楽しいオタクキャラなので作品のトーン自体もずいぶんと明るく楽しいものになっている。予想外に面白かった。

■ストーリー

キャリア・ウーマンのリンジーは30間近の独身。大きな仕事は任されるし、友人もたくさん、人生順調組みを歩んでいた。そんな彼女の前に、高校教師のベンが現れ、リンジーに一目ぼれをした。こうして二人の恋は順調にスタートした。ところがある日、リンジーの両親に会う日を目前にして、ベンが予定をキャンセル。この日から、ベンがレッドソックスの熱狂的ファンであることが判明!ソックスに何よりも情熱を注ぎ、リンジーにも一緒に観戦して欲しがるベン。リンジーも彼にあわせようと頑張るが、仕事はたまるいっぽう。互いにすれ違いを感じるようになってきたリンジーとベン・・・果たして二人の恋の結末はどうなる?

■感想
ドリュー・バリモアはチャーリーズ・エンジェルスのイメージからずいぶん変わっている。痩せたし、可愛らしくなっている。確かセクシーな女優にも選ばれていたと思うが、本作を見ればそれも納得してしまう。このリンジーというキャラクターの前向き加減が本作の成功の要因だろう。普通キャリアウーマンであれば、プライドが高く、自分が一番でないと気がすまないようなイメージだが、本作のリンジーは相手に歩み寄り、理解しようと必死に努力する。その姿がとても健気で30という年齢よりも可愛らしさを感じてしまった。

レッドソックスオタクであるベン。オタク具合もすさまじいもので、まさにキングオブオタクという感じだろうか。しかし、このベンがオタク以外の部分ではとてもユーモアにあふれ、前向きでいい奴なのでどうしても応援したくなってくる。ましてお互いが努力しているリンジーとベンならば、自然と観衆も二人の幸せを願ってしまう。しかし、そこはお約束どおり、山あり谷ありでなかなかうまくいかない。ただ、どんなときもベンの仲間やリンジーの仲間たちが面白キャラなので、物語がしんみり暗くなるというよりも、学園コメディを見ているような感じになってくる。

趣味をとるか女をとるか。古今東西、老若男女永遠のテーマなのかもしれない。それに対する明確な答えはないのだろう。結局本作もお互いが歩み寄り、最後はリンジーがベンの趣味を理解するという結末が待っている。まぁ、流れ的にはそれが一番自然なのだろう。現実はそううまくはいかないのはわかっているが、熱中する趣味を持っている男は本作のような結末に至ったベンをうらやましく思うだろう。結局女と趣味の両方を手に入れた幸せ者なのだから。

タイトルが少し内容と乖離しているような気がしたが、予想外に面白かったのでそれも良しとしよう。



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